16課のUです。
主に自社製品の抱っこバッグ、新製品の企画などを担当しています。
前職では、プラスチックとも縫製品とも全く別の素材の関連の企画開発業務にも一部携わっていました。
今、カワキタではまた、縫製品を中心にいろいろな素材に触れることが多く「素材好き」にはとてもたまらない楽しいお仕事をさせてもらっています。
最近いくつかの新製品の企画をする中で、さまざまな素材の見本帳を見る機会がちょうどあったので今日はいつものスタッフブログと毛色は違いますが、
素材のお話にしようと思います。
ここで、このブログをお読みの方には暖簾に腕押し的かもしれませんが、自分の復習も兼ねて「カラーマテリアルフィニッシュ(CMF)」のお話に触れたいと思います。
CMFとは、物の表面を構成する3要素に注目したデザインの考え方です。
物の表面を構成する3要素「COLAR(カラー)」「MATERIAL(マテリアル)」「FINISH(フィニッシュ)」の頭文字をとっています。
ものづくりをするときに、どれかひとつではなく、このCMFをきちんと意識・設計することで、使い手の印象を左右し、美粧性や機能性の向上までもが期待できます。
欧米を中心に近年この考え方が注目されるようになり、国内外でも「CMFデザイナー」という職種もでてきています。
色や素材、また施す表面加工などによってもたらされる「つめたさ」「あたたかさ」、「ザラザラ」、「ツルツル」「かわいい」、「クール」…などは、使用されるシーンやターゲットによって求められる内容が変わってきます。
たとえば、一例ですが同じ赤色でも彩度の高いメタリックな質感の赤は「クールさ」を演出し、
彩度をおとし、柔らかな質感に施した赤は「あたたかい」印象を演出します。
カワキタのOEMのプラスチック成形品でも、成形色・印刷色の設計はもちろん、原料や製品の厚みや透過度(不透明・乳白・透明)によって見え方・印象は変わってきます。
迷ったらぜひ、お気軽に営業までご相談ください!
こちらの記事もご参考ください。
> アイテムの色指定の流れについて(カワキタアイテム+αブログ記事)
私が担当している自社製品、縫製品等についても生地やパーツの素材選び、色選びの際はこの「CMF」を意識しながらユーザーのみなさんにより喜んでいただけるものを選んでいけたらなと思っています!