先週、中国のホテルでNHKを見ていて ある若者の言葉にジーンと来た。
東京6大学野球で早稲田大学が優勝した。
祝勝パレードの後、ステージでの斉藤佑樹投手の言葉に感動した。
ご存知の方も多いかと思うが、
「斎藤佑樹は『何かを持っている』と言われてきました。いろんな人からそういう言葉をいただいて、自分なりに、その何かとは考えました。それは仲間です。ここに集まっている、すべての仲間に感謝します。ありがとうございました」
と話した。
彼は若干22歳。こういうことをさらっと言える彼は、すばらしくかっこいい。
正直、何かを持っていると言われてきました・・の後に続く言葉に期待はしていなかった。というより、「何かを持っている」と聞いた瞬間、自慢話かいな?彼は何を言い出したのだろう、と思った。その後の言葉にホテルの部屋で私は打ちのめされた。
人間は1人では生きていけない。
彼は、野球という団体で行なうスポーツをやっていて、仲間の大切さを学んだ。団体競技には、それぞれの役割がある。野球は9人で行う。ベンチに入れる選手もいれば、背番号ももらえない選手もいる。強いチームは選手がそれぞれの役割を認識して、チームのためにがんばれるということかもしれない。
会社も団体競技と同じ だと私は考えているし、事あるごとに社員や人に話している。
中小企業が、高校や大学の団体競技と違うのは、補欠はいないということだ。全員がフィールドに出て試合をしているのだ。
そして、何より その分野でのプロフェッショナルでなければならない