昨夜、NHKの番組「追跡!A to Z」でユニクロの柳井正会長のインタビューを交えながらの戦略および考え方に触れた。
ファーストリテイリングの09年8月の売上が6850億円。2020年には、世界一の5兆円企業を目標にして動いているという。当然、そのためには国内だけでは達成できるはずはなく、以前から海外戦略に力を入れて、欧州、ロシアをはじめアジアの出店を加速させている。現在世界一のスペインのZARAの売上は、1兆4000億円。後10年でトップであるZARAの売上の3.6倍、自社の7.3倍の売上を達成させる目標だ。
私も仕事柄、出張で海外でのユニクロ店舗を見てきた。日本人として嬉しい気持ちとがんばってほしい気持ちで店内をうろうろ。柳井さんは、海外マーケットでの武器は「日本の強みを最大限に生かすこと」。商品、価格、店舗運営とも国内と同じにし、日本の得意とする技術とサービスを武器に、欧米企業と戦おうとしている。
番組の中では、内需や外需などというけれど、そんな言葉はもう関係ない、と。私も同感だ。
国内がこれだけ縮小したら世界を相手にするしかない。日本がかつてそうだったように、今まで途上国と言われていた国々が急速に経済発展してきている。5年後、10年後は今の日本と同じようになってくることは想像に難くない。
であれば、ものすごいチャンスが海外にはある。
柳井さんは言う。大企業だけでなく中小企業も零細企業も同じだ!
私もいつも、大企業と中小企業の違いを考えている。
資金があるからできる、やれるのではなく、やる気、本気度、考え方の問題ではないか、と。
カワキタが取り組んでいるワークライフバランスでもそうだ。
実際、経営者が本気で取り組めばできるのだ。
カワキタも7月に上海のベビーの展示会に出展するが、私も日本の、カワキタの強みを生かして中国マーケットに臨もうとしている。
これからは、本当にグローバルな視野と考え方でで会社経営をしていかないといけないと切実に思う。
日本だけを考えていればいい時代はとっくに過ぎてしまった。
行動指針にもあるようにまずやってみよう!と思う。