東京スカイツリーのエレベーター

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今月の22日にいよいよ東京スカイツリーがオープンします。
ものすごく盛り上がっていますねぇ

私も墨田に知り合いが多く、また出張時に建設中から見守ってきましたが、まだまだ先、と思っていたのもつかの間、もうオープンを迎えるとは、なんと時間の経つのが早いことでしょう。

さて、そのスカイツリーのエレベーターのことを今日は書きます。

新聞などでエレベーターを作っているのは東芝という広告を何度か見てきましたが、そのエレベーターのデザインをしているのは、高橋正実さんという墨田在住のデザイナーさんです。

出会いは数年前の墨田のある異業種交流イベントでした。
「ラーメンフォーク」という作品が彼女のデザインだったことで感動した思い出があります。

ラーメンフォーク
http://www.masamidesign.co.jp/work/product/pro001.html

知っている人が日本が誇るスカイツリーのエレベーターデザインを手掛けられたということですごく嬉しく、また、誇りに思います。

それでは、彼女の思いをここに記します。
少し長くなりますが読んでいただきますと、スカイツリーに登るのがちょっぴり楽しくなること間違いなしです。

また、彼女の著書「工場へ行こう!!」もおもしろいですよ!!
http://www.masamidesign.co.jp/work/writing/wri002.html

「東京スカイツリー内には、天望デッキ(第一展望台)へ向かいます
エレベーターが4基ございますが、
●4基全体の基本コンセプト
●4基のうち2基のエレベーターデザイン
をさせて頂きました。
基本コンセプトを、スカイツリーの立つ地(墨田区→江戸(東京)→日本)の、
東京スカイツリーが繋ぐ、時間軸と見立てまして、
「過去・現在・未来」を繋ぐスカイツリーという存在(縦軸)と
「春・夏・秋・冬」(横軸)と致しまして、時空を超えて発信をしてゆくエレベーター
としてゆきました。
エレベーターデザインの内容は、エレベーター内部の左右正面の壁3面上部に
硝子で保護されています大型パネルがありまして、その中に各エレベーターごとの
コンセプトに沿って、「過去・現在・未来」を意識し構成をした、「春・夏・秋・冬」
を表した伝統工芸の職人さんやものづくりの会社とのコラボレーションによります
様々なパネルが設置されております。

このエレベーターデザインの制作の様子を中心と致します高橋出演の内容の番組が、
今週土曜日に放送されますので、大変お忙しいかとは存じますがご覧頂けましたら幸
いです。

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 * 放送局:NHKBSプレミアム              *
 * タイトル:「江戸 東京 職人たちのスカイツリー」  *
 * 放送日:2012年5月12日 20:00~20:45 *
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これまで、デザインを社会の問題解決策の一つ、とも捉えて参りました中、
国内外におけます社会の問題解決策として、江戸の意識を現代、
そして未来へ繋ぎたい、という想いを持ち続けても参りました。
今墨田区という江戸の意識溢れる地にスカイツリーが誕生することの意味を深く感じ
ておりまして、得意と致します「今現在の問題を解決しながらに進む、未来創造」を行なうと
いう上で、日本の未来にとってスカイツリーが重要な立場である事を感じております。
昨今のスカイツリーの捉えられ方が表層的な意味合いが強いのではないかと
云う事を懸念致してもおりまして、「非常に勿体ない」という想いを持っております。
これまで創造をしながら、具体的なデザインによりまして未来へ向けましての
道筋を一つずつ創って参りましたが、この度お関わりをさせて頂きました職人さん方と
その技術を日本の力としてご紹介させて頂きます方法は、以前にも
成田国際空港の空間デザインでご提案をさせて頂いております。
「日本が良くなれば世界が良くなる」「日本のために」というピュアな想いを
デザイナーになる以前の10代の頃より持ち続けたままに、
未来を創造し、デザインを通じまして社会のお役に立てればと云う想いでおります。」

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